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着物のいろは

紬の着物は秋の季節にピッタリ!産地などの種類や一番似合う選び方は?

紬着物

秋になると着たくなるのが紬の着物
種類も多くあり違いがわからないため、どの紬を選んでいいのか迷うという方もいらっしゃるでしょう。自然の色で染められた秋にピッタリの紬は、日本各地で作られていて種類が豊富にあります。
紬は産地により織り方が異なり、特徴や風合いはさまざまです。
紬の特徴から季節に合わせた選び方や、帯とのコーディネートなど紹介します。

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紬の着物とはどんなもの?

紬とは紬糸を用いて織られた織物で、日本の各地で作られている織りの着物の代表的なものです。
紬糸はくず繭を煮て精錬し伸ばした真綿を、撚りをかけて糸にします。真綿とは繭からとれる綿のことで、木綿とは異なります。
繭から作られた絹織物のため、紬は自宅での洗濯はできません。

紬は産地によって織り方や染め方が違い、風合いが異なります。
紬糸を使い織られるのが紬ですが、大島紬は紬糸を使わず生糸で織られています。
さまざまな紬がありますが、代表的な紬は次のようなものがあります。

  • 大島紬
  • 結城紬
  • 牛首紬
  • 久米島紬
  • 紅花紬(米沢織)

その他にも塩沢紬黄八丈などが人気です。

代表的な紬の産地

紬は日本の各地で作られています。よく知られている紬の産地はこちらです。
北は山形県の米沢から南は奄美大島や沖縄の久米島までさまざまな紬があります。

名称読み方産地
大島紬おおしまつむぎ鹿児島県大島郡
結城紬ゆうきつむぎ茨城県結城市
牛首紬うしくびつむぎ石川県石川郡白峰村
久米島紬くめじまつむぎ沖縄県島尻郡久米島町
紅花紬(米沢織)べにばなつむぎ山形県米沢市

その他にも

  • 塩沢紬(新潟県)
  • 郡上紬(岐阜県)
  • 黄八丈(東京都八丈島)

などがあります。

また、米沢織物には紅花紬だけでなく、長井紬白鷹紬などもあり総称して置賜紬とも呼ばれているそうです。

季節にあわせた紬の色

紬はその産地によりさまざまな色や柄があります。色、柄などの特徴から季節に合わせて着たい紬を考えてみましょう。

春は紅花紬や色大島などのやさしい色がいいでしょう。紅花つむぎは、落ち着いたオレンジや黄色など上品なやさしい色が多くあります。色大島は従来の大島紬のような染め方と異なり、化学染料を用いて染めた明るくカラフルな着物がそろっています。

夏には白大島はいかがでしょうか。張りのある生地がキリッと涼しげな印象です。単衣で仕立てて紗や羅など夏の帯と小物を合わせると、爽やかに着こなしになります。涼しげな印象が夏にピッタリです。

秋はアースカラーの久米島紬や、黄八丈などを合わせても素敵ですね。単衣で仕立てた牛首紬もおすすめです。細めの糸で織られた夏牛首紬はシャリ感があり、残暑が残る秋口にも涼しく着られます。

冬には泥染めや泥藍染めなどのダークな色合いや、温かみのあるはっきりした色が着たくなりますね。ふんわりと軽い結城紬は冬に暖かく着られます。結城紬は真綿から手で紡ぐため、空気をよく含みやわらかく保温性に優れています。

単衣、袷のそれぞれ着用時期

紬は単衣、袷のどちらでも仕立てられます。
単衣は5月から6月の初夏に着るものと思われがちですが、秋も意外と長い期間着られています。特に最近は10月頃まで残暑が厳しいこともあり、単衣の着物を着る時期が長くなっています。
しきたりを重んじる場合は別として、普段着の紬は気温に合わせて選ぶといいでしょう。

次の表は単衣や袷を着る時期の参考にしてみてください。

9月10月11~4月
単衣単衣・胴単衣・袷

 胴単衣とは胴裏を付けず八掛だけを付けて仕立てる単衣の着物です。紬を胴単衣に仕立てることもできます。

牛首紬結城紬などは何度か洗い張りをして仕立て直すことで、体になじみやすく着心地の良い風合いになると言われています。単衣から袷へ、袷から単衣へ仕立て直すと季節のコーディネートがいろいろと楽しめますよ。

塩沢紬大島紬は単衣仕立てで初夏に着られることが多いですが、袷に仕立てても素敵です。一度単衣で仕立ててシャリ感を楽しんだ後、やわらかくなった紬を袷に仕立てると違った風合いを楽しめます。

紬に合わせる帯について

織りの着物には染の帯が通例でしたが、最近は紬に織りの帯を合わせることもあるようです。
ルールに縛られず、柄や色の自由なコーディネートを楽しむ人が増えています。

紬の訪問着や付下げなどがあり、カジュアルなパーティーや観劇、お食事会に活躍します。ただし、訪問着や付下げでも紬の場合は礼装としては着られませんので注意しましょう。

カジュアルなパーティーやお食事会などのおでかけには洒落袋帯や名古屋帯、袋名古屋帯がよく合います。紬はカジュアルな着物のため、金糸や銀糸を施してある袋帯を合わせることはできません。気軽な食事や街歩きなど普段着として楽しむときには半幅帯を合わせてみましょう。

名古屋帯は綴れや博多織、紬などが、半幅帯には博多織、木綿や麻、化繊などがあります。締めやすい帯を、洋服の感覚で色や柄を選ぶといいでしょう。

洒落袋帯は金糸銀糸を使用せず、色糸だけで織られた袋帯です。カジュアルなパーティーに着る紬の訪問着や付下げによく合います。

袋名古屋帯とは、袋帯と名古屋帯のよいところを取り入れた帯のことです。紬や博多織などで作られた袋名古屋帯を紬の着物に合わせます。

秋に合う紬のおすすめは?

泥染めや草木染など落ち着いた自然な色やアースカラーが多い紬は秋にピッタリの着物です。紬は柄が詰まっているものやダークな色合いのものなど、帯や小物の合わせ方に迷う着物もあります。

最近は洋服同様の色合わせをすることが多くなり、自由な着こなしを楽しめるようになっています。帯や帯揚げなど色味の近いものを合わせたワントーンコーデも人気です。単衣から袷になる秋の月ごとのおすすめをコーディネートしてみました。

9月のおすすめコーディネート

まだ暑さが残りますが絽や紗などの薄物から単衣になります。上旬は夏用の帯を合わせますが、半ばから下旬には袷用の帯を締めましょう。

落ち着いたオレンジ色やピンクなどの紅花紬や、シャリ感のある涼しげな牛首紬がおすすめです。着物と帯を紅花紬でそろえるとやさしいトーンのコーディネートが楽しめます。しっかりした生地の牛首紬には博多帯や綴れの帯などを合わせましょう。

10月のおすすめコーディネート

単衣から袷に衣更えをする時期ですが、日中はまだ暑い日もあります。気温に合わせて単衣か袷かを決めるといいでしょう。

10月は伝統的な色や柄の大島紬、おさえた黄色の黄八丈がおすすめです。黄八丈は格子柄の中の色を使った帯や小物を合わせるとすっきりしたコーディネートに仕上がります。

泥藍大島や草木染などダークな色の大島紬には赤や淡い色など柄に使われている色でメリハリをつけましょう。

11月のおすすめコーディネート

11月以降、晩秋から冬の袷を着る季節には結城紬や小千谷紬など寒い地域で織られた紬をおすすめします。結城紬や小千谷紬は真綿紬と呼ばれる空気を含むやわらかい織物です。ひかえめな柄や色の結城紬に紅型(びんがた)のカラフルな帯を合わせます。ワントーンでコーディネートするときは帯締めなど小物で差し色を使うといいでしょう。

秋のコーディネートではダークな色目の久米島紬もおすすめです。すっきりとシンプルな久米島紬に、華やかな明るい色の読谷山花織の帯を合わせるとおしゃれな着こなしになります。

まとめ

紬には多くの種類があり、それぞれ風合いや着心地が異なります。その製法を古来より脈々と受け継いできた紬は、日本が世界に自慢できる伝統工芸です。しかし、カジュアルな紬は、格やしきたりにこだわらず挑戦しやすい着物でもあります。単衣でも袷でも仕立てられるので、気に入った色や柄の紬を洋服感覚でぜひ挑戦してみてくださいね。

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